結論から言うと、荷物のサイズによってヤマト運輸と佐川急便のどちらが安いかは入れ替わります。
持ち込みか集荷か、FBA納品に使うかどうかまで含めて考えると、状況ごとに使い分けるのが一番無駄がありません。
せどりを始めたばかりの頃は、送料の違いなんて誤差だろうと思っていた人も多いのではないでしょうか。
発送する量が月に数十個、数百個と増えるほど、この数百円の差が積み重なって手元に残るお金を左右します。
ここから先では、2社の最新料金・サイズ規定・集荷や持ち込みの使い勝手・FBA納品での相性まで、実際に比べてわかったことをまとめます。
これは筆者自身が毎月の発送費を集計していて実感したことです。梱包資材だけでなく、選ぶ配送会社次第で年間の合計額はかなり変わってきます。

せどり発送でヤマト運輸と佐川急便、結局どっちが安いのか?
公式の基本運賃を同じサイズで比べると、60〜160サイズまでは佐川急便がわずかに安く、160サイズに近づくほどその差は開く傾向にあります。
ただし割引を使えば差が縮まる場合もあるため、単純な料金表だけで判断しないほうがいいという話です。
同じサイズで比べた最新料金はこうだった
結論から言うと、関東エリア内の発送で比較すると佐川急便のほうが同サイズで20〜30円ほど安い傾向にあります。
ヤマト運輸は2025年10月に宅急便120〜200サイズの運賃を改定しており、大きいサイズほど値上がり幅が大きくなったためです。
例えば140サイズなら佐川急便が2,180円なのに対し、ヤマト運輸は2,630円と450円ほどの差になっています。
| サイズ | ヤマト運輸(宅急便) | 佐川急便(飛脚宅配便) |
|---|---|---|
| 60 | 940円 | 910円 |
| 80 | 1,230円 | 1,220円 |
| 100 | 1,530円 | 1,520円 |
| 140 | 2,630円 | 2,180円 |
| 160 | 3,020円 | 2,440円 |
※関東エリア内・現金払いの目安額です。地域・支払方法・契約内容により変動するため、必ず公式サイトで最新料金の確認をおすすめします。
送料を左右するのはサイズだけじゃない
では、距離が変わるとどうなるのでしょうか。答えは単純で、発送元と届け先が離れるほど料金は上がっていきます。
- 荷物の3辺合計サイズ
- 重量(佐川は30kgまで対応)
- 発送元と届け先の距離
- 支払方法(現金・クレジット)
離島や北海道・沖縄宛は両社とも割増料金や中継料がかかる場合があり、区分の考え方は会社によって異なるため、事前に料金シミュレーターで確認しておくと安心です。
割引をフル活用した場合の実質差
先に結論を言うと、割引をきちんと使えば表面上の料金差はある程度縮まります。
ヤマト運輸は持込割・クロネコメンバーズ持込割・デジタル割など割引の種類が豊富です(金額は執筆時点の目安で、公式サイトで変更の有無を確認してください)。
佐川急便は持込割引が基本で、そのぶん大口契約による実質割引の余地が大きいという話があります。
- ヤマト:複数の小さな割引を積み上げる方式
- 佐川:大口契約でまとめて下げる方式
発送個数が少ないうちはヤマトの細かい割引、月100個を超えてきたら佐川の契約運賃を検討する、という住み分けになりやすいです。

サイズ規定や重量上限、どこまで対応してくれるのか?
ヤマト運輸の宅急便は最大200サイズまで、佐川急便の飛脚宅配便は160サイズまでで、それを超える荷物はラージサイズ宅配便という別サービスに切り替わる仕組みです。
標準サービスの上限とその先の大型便
端的に言うと、家電や大型おもちゃなど厚みのある商品を扱うなら、佐川急便のほうが選択肢が広がります。
ヤマト運輸の宅急便は3辺合計200cm・重さ30kgまでが上限だからです。
佐川急便は飛脚宅配便が160cm・30kgまでですが、飛脚ラージサイズ宅配便なら260cm・50kg程度まで扱える(契約内容により条件は異なる)とされています。
宅急便コンパクトや飛脚メール便との使い分け
小物せどりをしているなら、専用の小型サービスまで含めて考えたほうが送料はぐっと下がります。
- ヤマト:宅急便コンパクト(個人も利用可)
- ヤマト:ネコポス(法人契約前提の投函型)
- 佐川:飛脚メール便(法人契約前提の投函型)
- 佐川:飛脚ラージサイズ宅配便
ネコポスや飛脚メール便は基本的に法人契約が前提のサービスのため、個人がまず試すなら宅急便コンパクトが現実的な選択肢になりやすいです。
梱包込みの実寸で見誤りやすいポイント
率直に言うと、サイズ表の数値は梱包後の実寸で判定されるため、商品単体の大きさだけで安心するのは危険です。
緩衝材を厚めに入れた結果、想定より1段階大きいサイズ扱いになり、送料が数百円上振れしたという話もあります。
- 梱包材込みの3辺合計で再計測する
- ぎりぎりのサイズは1段階上も想定しておく
- 重量オーバーは追加料金の対象になりやすい
発送前に一度メジャーで実測しておくだけで、窓口での想定外の追加料金を避けやすくなります。



集荷や持ち込み、忙しいせどらーはどう対応すればいいのか?
先に言ってしまうと、日中に時間が取れないなら集荷、営業所が近くにあり割引を優先したいなら持ち込みが向いています。
集荷依頼の手軽さと注意点
要点を先に言うと、両社とも集荷はアプリや電話で依頼でき、通常の利用であれば追加の集荷料金がかからないケースが多いです。
ヤマト運輸はクロネコヤマトの公式アプリ、佐川急便は公式サイトの集荷受付フォームから依頼できます。
まとめて出したい日は、前日までに依頼しておくと当日の作業がぐっと楽になるという声もあります。



ただし繁忙期(年末年始・引っ越しシーズン)は集荷の時間指定が取りづらくなる場合があるため、早めの依頼を意識したいところです。
持ち込み割引でさらに節約する方法
端的に言うと、営業所への持ち込みはどちらの会社でも1個あたり100円前後の割引が受けられます。
- ヤマト:持込割100円+会員なら追加割引
- 佐川:持込割引100円
- まとめて持ち込むほど手間の割に効果大



車を持っている人や営業所が近い人は、持ち込みだけで年間まとまった金額を節約できる可能性があります。
集荷と持ち込みを併用した実践的な使い分け
ちょっと話がそれますが、毎日発送しているわけではないせどらーほど、集荷と持ち込みを固定せず使い分けている印象があります。
平日の出勤前に数点だけ持ち込み、週末にまとめて集荷を依頼する、という組み合わせで動いている人もいるようです。
- 平日:営業所が近ければ持ち込みで割引を確保
- 週末:まとめて集荷を依頼して手間を圧縮
- 繁忙期:集荷の時間枠は早めに埋まる点に注意
荷物の量と自分の生活リズムを照らし合わせて、無理のないルールを決めておくと発送作業が続けやすくなります。
FBA納品に向いているのはどちらなのか?
先に結論を言うと、Amazon倉庫への納品を主体にするならヤマト運輸のほうが手続き面で扱いやすいという事情があります。
パートナーキャリアという大きな差
一言でまとめると、Amazonの「FBAパートナーキャリア」に採用されているのはヤマト運輸と日本郵便で、佐川急便は含まれていません。
パートナーキャリアを使うと、セラーセントラル上で送り状発行がまとめて処理でき、条件を満たせば料金の割引が適用される仕組みです。
佐川急便で納品する場合は、自分で送り状を用意し、通常の契約運賃で発送する形になるとのことです。
大型商品・大量納品での実務上の違い
では、まとめて大量に納品する場合はどうなるのでしょうか。答えは商品のサイズ次第で変わってきます。
小型〜中型の商品を継続的に納品するなら、パートナーキャリアの手軽さを取ってヤマト運輸が扱いやすいです。
家具や大型家電などをまとめて納品する月だけ、佐川急便のラージサイズを併用するというやり方も現実的です。



納品の頻度とサイズの傾向を月ごとに振り返り、どちらを主軸にするか決めておくと迷いが減ります。
ラベル貼りと段ボール選びで差が出た実務のコツ
一言でまとめると、FBA納品はラベルの貼り方と箱選び次第で、当日の作業時間が大きく変わってきます。
セラーセントラルから出力した納品ラベルと配送ラベルを貼り間違えると、倉庫での受け取りが遅れる場合があるという話があります。
細かい部分ですが、この手順を先に決めておくだけで、パートナーキャリアを使う場合も自己手配の場合も当日の迷いが減ります。
追跡や補償、トラブル対応に差はあるのか?
まず言えるのは、追跡のしやすさはほぼ互角ですが、補償の考え方や再配達の柔軟さには細かい違いがあるということです。
追跡のしやすさと再配達対応
率直に言うと、両社とも送り状番号で荷物の現在地をウェブから確認できる点は変わりません。
ヤマト運輸は配達時間帯の変更をアプリから細かく操作できるのが特徴です。
佐川急便は公式サイトの再配達依頼フォームがシンプルで、電話が苦手な人にも使いやすいという声があります。
破損・紛失時の補償の考え方
簡潔に言うと、どちらの会社も運送約款に基づく損害賠償の仕組みがあり、荷物の状態に応じて補償が受けられる可能性があります。
- 申告価額の範囲内での補償が基本
- 梱包不備は補償対象外になる場合がある
- 貴重品・現金は引き受け対象外
補償の上限額や適用条件は運送約款・契約内容によって異なるため、高額な商品を送る際は事前に条件を確認しておくのが無難です。
割れ物やFBA納品向けの梱包方法をきちんと押さえておくかどうかで、そもそも補償に頼る事態を減らせます。具体的な梱包のコツはせどり梱包・発送のやり方にまとめているので、あわせて確認しておくと安心です。
本当にこれで正解だったのか、正直まだ迷うところもあります。梱包に自信がない商品ほど、多少割高でも補償が手厚いプランを選ぶという判断もありえます。
トラブルが起きたときの問い合わせ手順
簡潔に言うと、荷物が届かない・破損していたと感じたら、まずは送り状番号を控えて公式サイトの問い合わせ窓口に連絡するのが基本です。
受け取り側からも配送会社へ直接連絡できる仕組みが整っているため、出品者と購入者どちらからでも状況確認を進められます。
- 送り状番号を手元に控えておく
- 破損時は写真を先に残しておく
- 営業所か公式窓口へ早めに連絡する
初動が早いほど調査がスムーズに進みやすいという話もあるので、気づいた時点ですぐ動く習慣をつけておくと安心です。
まとめ:「ヤマト運輸と佐川急便、せどりの発送で送料とFBA納品対応を比べてわかったこと」
ここまで、料金・サイズ規定・集荷や持ち込み・FBA納品との相性・補償までを比べてきました。
| 比較項目 | ヤマト運輸が有利 | 佐川急便が有利 |
|---|---|---|
| 基本料金 | – | 同サイズでやや安い |
| 大型荷物対応 | 200サイズまで | ラージサイズで260サイズまで |
| FBA納品の手続き | パートナーキャリア対応 | 対象外 |
| 割引の種類 | 細かい割引が豊富 | 大口契約で単価が下がりやすい |
- 小〜中型・FBA中心ならヤマト運輸
- 大型商品・発送数が多いなら佐川急便
- 迷ったら両社を併用して使い分け
販売先ごとに向く発送方法は変わるので、メルカリ・ヤフオク・Amazonの出品先の使い分けと合わせて見直すと、発送コスト全体の無駄をさらに削れます。
ここまで読んでくれた方には、送料という地味な数字にも向き合うだけの価値があると伝えたいです。
サイズと配送先を照らし合わせて2社を使い分けるだけでも、発送コストの負担は着実に軽くなっていくはずです。
出典・参照元
※本ページに掲載している口コミ・実践談は、特定の個人を特定できないよう配慮しており、ウェブサイトおよびSNS上の公開情報をもとに編集しています。個人の実践に基づく情報であり、すべての方に同じ効果や利益が生じることを保証するものではありません。料金・サービス内容・仕様は個別の事情や変更により異なるため、最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。
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