せどりの帳簿、気づけば数か月分の領収書がたまっていませんか。仕入れと販売に追われて記帳が後回しになるのは、せどりに本気で取り組む人ほど起きやすい悩みです。
この記事では、せどり記帳代行(中野興産合同会社)・東京ECビジネス会計事務所(オムアン)・せどり専門の格安経理代行(フクギョー経理)という3つの記帳代行サービスを、料金と対応範囲から比べます。
クラウド会計ソフトを自分で使いこなす方法(freee会計とマネーフォワード クラウド確定申告の比較)とは別に、人の手で仕訳を任せる選択肢を知っておくと判断の幅が広がるはずです。

せどりの記帳、後回しにするとどうなるのか?
仕入れが増えるほど記帳は後回しになりがちです。放置した場合の負担と、代行に任せた場合の変化を先に整理します。
領収書がたまると、どんな悩みが増えていくのか
結論から言うと、記帳を後回しにするほど、確定申告の直前に慌てる回数が増えます。
仕訳のルールを忘れた頃にまとめて処理しようとすると、レシートの内容を思い出せず、勘定科目の判断にも時間がかかるためです。
せどりの帳簿付けを何か月も溜めてしまい、確定申告の1週間前に段ボール箱いっぱいの領収書と向き合った、という話があります。仕分けに丸2日かかり、仕入れ作業がほとんどできなかったそうです。
後回しにするほど、記帳そのものが重荷になっていきます。
経費として認められるはずの支出を記録し忘れ、余計な手続き上の負担が増えるケースもあります。
忙しい時期ほど記帳が後回しになりやすく、負担が雪だるま式に膨らんでいく傾向があります。
記帳代行に任せると、何がどう変わるのか
先に結論を言うと、記帳代行に任せると仕入れとリサーチに使える時間が明確に増えます。
入力や仕訳の作業をまるごと引き受けてもらえるため、レシートを渡すだけで帳簿が整っていくためです。
特に仕入れ件数が多い月ほど、入力の手間を代行に切り出す効果は大きくなります。
- 仕訳入力の手間がなくなる
- 確定申告前の慌ただしさが減る
- 仕入れ作業に集中できる
- 数字の管理を任せられる安心感

月に50件を超えるような仕入れが続く時期ほど、任せる効果を実感しやすくなります。
もちろん費用はかかるため、仕訳件数や料金体系を見極めた上で選ぶ必要があります。
せどり記帳代行・東京ECビジネス会計事務所・せどり専門の格安経理代行、それぞれ何が違うのか?
同じ記帳代行でも、料金体系・対応件数・確定申告への対応可否は大きく異なります。3つの違いを見ていきます。
せどり記帳代行(中野興産合同会社)は何が強みなのか
「せどり記帳代行」は、中野興産合同会社がせどり・転売専門で運営する記帳代行サービスです。
結論から言うと、仕訳件数が増えても料金が変わらない点が最大の特徴です。
免税事業者向けは月額9,980円、課税事業者向けは月額15,980円で、年商5,000万円までを標準の対応範囲としています。



| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本料金 | 月額9,980円(免税)/15,980円(課税) |
| 仕訳件数 | 上限なし(公式案内による) |
| 対応年商目安 | 5,000万円まで |
ShopeeやeBay、Amazon.comなど海外モールの追加オプションも用意されており、複数モールで展開する人にも対応しやすい仕組みです。
公式サイトによると400社超の帳簿を受託してきた実績があり、せどり特有の取引にも慣れている印象です。ただし確定申告そのものは対象外としており、別途税理士への依頼が必要です。
月額料金がそのままなので、繁忙期に仕訳が集中しても費用が予想外に膨らまない点は心強く感じます。
東京ECビジネス会計事務所(オムアン)はどんな人に向くのか
「東京ECビジネス会計事務所」は、せどり経験者の会計担当者が対応するオンライン完結型の事務所です。



記帳代行と確定申告を同一窓口でまとめて依頼できる「ECショップ事業限定 記帳代行&確定申告プラン」が用意されています。
料金はサイト上で公開されておらず、LINE登録後の個別案内という形です。開業届の提出サポートや節税提案、決算書・確定申告書の作成まで範囲に含まれる点が、記帳のみの業者と違うところです。
せどり専門の格安経理代行(フクギョー経理)はどう違うのか
「せどり専門の格安経理代行」は、月間入力件数200件までを月額12,100円(税込)でまかなうプランが軸です。



月200件までは定額、超過分は従量課金という組み合わせで、200件を超えると1件あたり44円(税込)が加算されます。
会計ソフトへの入力代行に加えて、チャットでの経理相談が無制限で使える点も特徴です。確定申告そのものは提携税理士との連携対応(別料金)になります。
- 月200件まで月額12,100円
- 超過分は1件44円の従量課金
- チャット相談は無制限
- 運営者自身にネット物販の実務経験
件数が読みにくい月がある場合は、追加料金の見込みを事前に確認しておくと安心です。
3社とも公式サイトで最新の料金・対応状況を確認できるので、気になったら記帳代行サービスを比較してみるのがおすすめです。
記帳代行サービスを選ぶとき、何を基準にすればいいのか?
料金だけで選ぶと、仕訳件数が増えた月に想定外の出費が発生することがあります。基準を3つに整理しました。
仕訳件数と料金体系のどちらを重視すべきか
率直に言うと、毎月の取引量が安定しているかどうかで選ぶべき料金体系が変わります。
従量課金制は件数が少ない月は割安ですが、繁忙期に件数が跳ねると費用が読みにくくなるためです。
少し話がそれますが、料金表の数字だけを見比べると、つい安いプランに気持ちが引っ張られがちです。
- 取引が安定→定額制が安心
- 繁忙期に件数が増える→従量課金は要注意
- 海外モール併用→オプション対応の確認
自分の月間の仕訳件数をまず数えてみることが、比較の出発点になります。
見積もりを取る際は、平均的な月と繁忙期の両方の件数を伝えておくと、実際の費用感がつかみやすくなります。
月150件と月250件で、費用感はどう変わるのか
具体例として、月150件と月250件の仕訳件数で、料金がどう変わるかを比べてみます。
せどり記帳代行は件数が増えても料金が変わらないため、250件になっても月額9,980円のままです。
せどり専門の格安経理代行は200件までが定額のため、250件では超過50件分の加算(1件44円)が発生し、月額14,300円程度になります。
| 仕訳件数 | せどり記帳代行 | 格安経理代行 |
|---|---|---|
| 月150件 | 月額9,980円 | 月額12,100円 |
| 月250件 | 月額9,980円 | 月額約14,300円 |
件数が増減しやすい人ほど、仕訳件数に上限のないプランの方が費用を見積もりやすくなります。
確定申告まで任せたいかどうかで選び方が変わる
端的に言うと、確定申告までまとめて頼みたいなら、記帳のみの業者ではなく税理士連携のあるサービスを選ぶ必要があります。
税理士資格のない事業者は税理士法上、確定申告書の作成・提出を単独では行えないため、申告部分は税理士または提携税理士が担うのが原則です。
記帳と申告を別々に依頼すると、資料のやり取りの窓口が増える点も見落としやすいポイントです。
自分で申告まで行う場合の流れはせどりの確定申告のやり方にまとめています。
せどり特有の取引への理解度はどこで見極めるか
一言でまとめると、せどり・EC専門をうたっているかどうかが、判断の目安になります。
Amazonの月次サマリーや複数モールの入金差額など、一般的な業種と勘定科目の扱いが異なる部分が多いためです。
公式サイトの実績数や運営者のプロフィールに、せどり・EC関連の記載があるかを確認しておくと安心です。
問い合わせの段階で、複数モールの取引をどう仕訳しているか具体的に質問してみるのも有効な見極め方です。
記帳代行に切り替えると、日々の作業はどう変わるのか?
導入直後は戸惑う場面もありますが、慣れてくると作業の流れそのものが変わっていきます。
導入直後、実際の作業はどう変わったか


領収書をスキャンして送るだけの生活に変わり、月末に慌てて仕訳を打ち込む作業がなくなりました。
最初は説明が足りているか不安でしたが、数週間もすると担当者とのやり取りに慣れ、仕入れ判断のスピードが目に見えて上がった感覚があります。
- 月末の仕訳作業がなくなる
- レシートはスキャンして送るだけ
- 帳簿の状態をいつでも確認できる
- 数字の相談を担当者にすぐ聞ける
浮いた時間を仕入れリサーチに回せるようになったのが、一番の手応えでした。
帳簿の状態がいつでも見える安心感は、続けてみて初めて実感できた部分でもあります。
慣れてくると、月初に前月分の数字をざっと眺めるだけで、仕入れの調子まで把握できるようになりました。
切り替える際に注意しておきたいこと
先に言ってしまうと、切り替え直後の1〜2か月は、これまでの帳簿とのすり合わせに手間がかかります。
期の途中から依頼する場合、過去分の仕訳を遡って整理する必要が生じるためです。
期の途中で記帳代行に切り替えて、開始月までの数か月分をまとめて整理する追加作業が発生した、という話があります。想定より着手が遅れ、確定申告の直前まで余裕がなかったそうです。
- 期の途中からの切り替えは遡り作業に注意
- 過去のレシート・明細の保管状況を確認
- 引き継ぎ期間の見積もりを事前に聞く
いつの分から引き継ぐのかを担当者と事前にすり合わせておくと、こうした手戻りを減らせます。
正直なところ、切り替えのタイミングは決算期直後がよかったのか、今でも少し迷いが残ります。区切りのいい時期を選ぶと、負担は軽くなるはずです。
それでも早く相談してよかったと感じる場面の方が、結果的には多かったように思います。
まとめ:「せどり記帳代行・東京ECビジネス会計事務所・せどり専門の格安経理代行、料金差はここまで開いていた」
| サービス名 | 料金の目安 | 確定申告対応 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| せどり記帳代行(中野興産) | 月額9,980円〜(仕訳上限なし) | 税理士へ別途依頼 | 件数が多く変動する人 |
| 東京ECビジネス会計事務所(オムアン) | 個別見積もり | プランに含む | 記帳から申告までまとめて任せたい人 |
| せどり専門の格安経理代行(フクギョー経理) | 月額12,100円(200件まで) | 提携税理士連携(別料金) | 件数が少なめで相談も重視したい人 |
3社とも、せどり・EC事業者の取引に触れてきた実績を持ちながら、料金体系と確定申告への対応範囲がはっきり分かれています。
仕訳件数の上限がないことを軸にするか、確定申告までの一括対応を軸にするか、自分の取引量と依頼したい範囲から逆算すると選びやすくなります。
帳簿と向き合う時間を減らせれば、その分だけ仕入れとリサーチに気持ちを向けられるはずです。ここまで読んでくれてありがとうございます。自分の取引量に合う一社を、焦らず見極めてみてください。
出典・参照元
※本ページに掲載している口コミ・実践談は、特定の個人を特定できないよう配慮しており、ウェブサイトおよびSNS上の公開情報をもとに編集しています。個人の実践に基づく情報であり、すべての方に同じ効果や利益が生じることを保証するものではありません。料金・サービス内容・仕様は個別の事情や変更により異なるため、最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。
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